海沿いから内陸へ。津軽半島はまた今度。
五所川原市街を通り、国道101号を進む。
でっかい茅葺の建物があった。
楠美家住宅(くすみけじゅうたく)という。
製材業を営んでいた楠美家は、江戸時代は藩と関係があったといわれ、
主屋は112年前の明治25年頃楠美家七代兵太郎の代に秋田から材木を買って建てられた。
だそうだ。
話が変わるが、我が家には畳があるが、フローリングしかない家が多いだろう。
畳ってなに?と畳に触れたことのない子供もいるかもしれない。
畳屋もきびしいようでどんどんなくなっている。
畳がなくなることはないとは思うが・・・・・・畳文化大切にしようと思う。
青森市街にやってきた。北海道に渡る前に洗濯をしよう。
ということでコインランドリーに。
せん太くん古川店にやってきた。マンションの一階にあるパターン。
なかなか古い。洗剤は自動投入ではなく、購入する。
洗濯開始。乾燥まで含めて30分くらい。
そうだ、汚れ用タオルを洗っておこう。手洗いする。
「え、自転車でたびしてるの?」
洗濯ものを取りに来たおじさんに声をかけられた。
いろいろ話をする。
「なんか口調が青森と似てるね」
鹿児島弁と津軽弁に共通点があったのか!?
地形も似ている。
二つの半島があり、湾がある。
「津軽弁って、何言ってるか全然わからないイメージあるんですけど」
「あぁ、俺もわからないときあるよ(笑)特にお年寄り」
そうなのか、そこらへんは鹿児島も一緒である。
・・・・・・
フェリーまで時間あるので温泉にも行こう。
一か月ぶりの風呂である!
あさひ温泉にやってきた。
大衆浴場。だいぶ昔からありそうだ。
服を脱いで風呂場に行こうとすると、
「◎$♪×△¥●&?#$!」
おじいさんから話しかけられた。津軽弁、まったくわからないぞ。
怒っているわけではないようだ。
聞き取れなかったという顔をしていると、
「◎$体♪×△¥●&スポーツ?#$!」
なんとなく感じ取れた。
いい体してるけど、なにかスポーツやってるのか?という感じだ。
「あ、自転車旅してるんですよ」
「おぉ」
話が通じました。
風呂場に入り、まず体を洗う。一か月分の汚れだ。
清潔になるのはいいが、逆に免疫力が低下して風邪ひいたりしないよな?
洗い終わり、湯舟につかる。
「はぁ~」
気持ちいい~。極楽。
常連の人しかこない温泉なのだろう。見られている感じがする。
・・・・・・
風呂上がり、着替えて脱衣所をでようとすると、
「自転車旅、がんばれよ!」
先ほどのおじいさんだった。今度は聞き取れた。
「はい、頑張ります!」
・・・・・・
フェリーターミナルにやってきた。
今回は、安い青函フェリーに決めた。自転車込みで3000円。
航行時間は4時間。長いフェリーは初めてだ。
案内され、車両甲板に。階段上って客室に。
広い!寝っ転がれるのはいいな。
デッキへ行き、出航を待つ。
いざ、北海道へ!
・・・・・・
函館に到着。下船し北海道初上陸!!
22時で真っ暗なので実感はないが、もうドキドキがムネムネである。
ちなみに鹿児島の百貨店「山形屋(やまかたや)」の北海道物産展の売り上げは日本一である。
2位に2倍ほどの売上差をつけてぶっちぎりの1位である。
2000年から日本一になり、売上更新を続け2013年に10億円の大台突破。
地理的に端と端の鹿児島と北海道。簡単に行けないからこそ興味が湧く。
そう、鹿児島は北海道が好きなのだ!
ふぅ。
今日はもう夜中でよくわからないからネットカフェにしよう。
コミックバスター函館八幡店にやってきた。
明日から一段と自転車旅が楽しくなるだろう。
本日のルート↓ 約194km(自転車走行は、約83km)