九州旅Ⅱ 3日目 激安
二日連続、まともに寝ていない。
足首は蚊に刺されまくって発疹まみれ。
今までの旅で虫よけスプレーが大して効果ないことはわかっているが、ないよりはいいだろう。
どこかで買おう。店でおすすめしているやつを買ってやる。
雨が降り出した。雲の流れ的に一時的だと思う。やんだら出発しよう。
日見峠へ。
斜度何%だろうか。振り返ると、
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長崎市街に到着。
諏訪神社。鳥居には鎮西大社。どういうことだ?
鎮西大社というのは通称だそうだ。
地元では「おすわさん」と呼ばれているそうで。
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2年前。2017年4月の旅で野宿した桜町公園にやってきた。
前回来たときは満開の桜だったが、今回は7月。緑いっぱいの桜だ。
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前回は国道206号・大村湾を北上していったが、今回は国道202号・外海に。
水平線が見える。
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上り下り、長崎漁港のある三重地域にやってきた。
ここで昼飯を買っておこう。ダイレックス三重店に入る。
入ってすぐに、虫対策コーナーがあった。
虫よけスプレーを2本を手に取る。
値段もあんまり変わらんし似たようなものだろう。
さらに、食パンとおつとめ品の半額カニカマ2つ。精算。
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目星をつけた昼休憩場所へ。
永田いこいの広場。軍艦島が見えるようだ。
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昼休憩所、雪の浦PAに到着。よかったトイレもある。
トイレに上がる段差にセミの抜け殻があった。今年初めて見たな。
昼飯を食べて、本日どこまで行くか考える。
五島には、崎戸からでるフェリーで行くつもりだ。
フェリーの時刻表を調べる。
上り下りそれぞれ1日1便だ。崎戸から五島行きは、15:20発。
というと今日乗ったほうがいい。ここから28km、十分間に合う。
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大島大橋を渡って、
いい風景だ。近くのスーパーに向かう。
スーパーに向かう坂道を進んでいると、スク水小学生があいさつしてきた。
こちらもあいさつを返す。
まだこういう地域も残ってるだよな。無くなってほしくない。
マミーズ大島店に到着。早速総菜コーナーへ。
・・・安い!!
しっかりサイズのコロッケ4個で100円。ほかも驚く安さだ。
長野県上田市のスーパー ラ・ムー以来の衝撃だ。
・・・なるほど、ラ・ムーを展開している会社だったか。安さに納得。
いや、なぜこの安さで販売できるのか。すごい。
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崎戸フェリーターミナルに向かう。
海が綺麗だ。
海の青、空の青。
船影が海底に映るほど澄んでいる。
池があった。水草の花が咲いている。
あともう少しだ。
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崎戸フェリーターミナルに到着。
早速、乗船券を買う。
「自転車で友住まで」
「おぉ、自転車で。五島を自転車で回るのかい」
「はい」
話しながら手続きをする。
「自転車ってどうするんだっけ?」
受付のおじさんが、奥にいるおばさんに話しかける。
おじさんは初心者のようだ。おばさんから指示される。
こんな田舎な感じいいねぇ。落ち着く。
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さぁ、フェリーがやってきた。
車も横から載せるのか、こういうタイプのフェリーは初めて見た。
乗船、デッキへ。
早速、飯を。
ナポリタン。この量で100円。通常なら300円くらいしそうだ。
もちろん美味い。
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江島、平島を経由して、五島・中通島の友住に着く。
江島。
平島。
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友住に到着。ここから4km程走って、白浜地区野営場へ。
橋を渡って、頭ヶ島に。
上り、山稜の道路を進み、脇道に入り、うねうねと下っていく。
集落にでた。ものすごく静かだ。
野営場に自転車を置いて、周辺を散策。
教会がある。
立派な教会だ。
頭ヶ島の集落。
世界文化遺産。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の一つだ。
「病人の療養地として人が近づかなかった頭ヶ島を移住の適地として選び、
仏教徒の開拓指導者のもとで信仰をカモフラージュしつつ移住し、
ひそかに共同体を維持した。」と。
教会を見ていると、
キィーーン!!
裏の山に鹿がいた。慌てて山へ戻っていく。
鹿の鳴き声を聞いたのは初めてかもしれない。
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教会から離れ浜へ。
砂浜が綺麗すぎる。白くさらさらの砂。
浜の前の広場の方が快適そうだったので野宿場所を変更。
飯を食べて寝る準備。
しかし、あまりにも静かで人の気配を感じず少し怖い。
見えるところにカトリック共同墓地がある。
この集落に人は住んでいるのだろうか。
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暗くなり民家に明かりがついた。なんか安心。
ここまで過ごして蚊はいなさそうだが、とりあえず虫よけスプレーを。
波の音を聞きながら就寝。今日はよく寝れそうだ。
本日のルート↓ 約132km(自転車で約90km)