網走市に向かう。
網走といってすぐ思いついたのが、網走刑務所だ。
昔の木造の刑務所は博物館になっているようだ。
・・・・・・
「おい、にいちゃん、旅してるのか?」
元気なおじいさんが話しかけてきた。
「はい、そうです。鹿児島から来ました」
「すげぇな。若いっていいねぇ」
「いや~」
「アイス食うか?」
「いいんですか!?」
「こんくらいしかできないからよ、待っとけ」
「ありがとうございます!」
北海道限定らしいメロンアイスをもらった。
久々のまんま糖分。速効く。
・・・・・・
あるところから、突然の濃霧。ここだけ霧がかかっている。
北海道に入ってから道路情報版に、濃霧発生というのをよく見る。
地形などいろいろ影響しているのだろう。
・・・・・・
道の駅しゃりで休憩。炎天下で昼寝をする。だかちょうどいい温度。
斜里の直線道路。天に続く道。見たかったがまだ先に進むので機会があれば。
・・・・・・
知床半島へ。
オシンコシンの滝。観光客が沢山いた。
・・・・・・
本日の終点、道の駅うとろ・シリエトクに到着。
シリエトクはアイヌ語で、「大地の突端(行き詰まり)」を表す言葉で知床の語源だそうだ。
晩飯を食ってスマホをいじっていると、変わった人がやってきた。
原宿をしらないが、原宿にいるような奇抜な感じの人だ。
その人に同行しているらしいおじさんが話しかけてきた。
「ここ野宿できないみたいだね、どこで寝るの?」
「えっ?そうなんですか?」
「知らなかった? そこに書いてあるよ」
道の駅の建物の屋根のあるところに、野宿禁止と書いてある。まじか。
「だからキャンプ場探しててねぇ」
奇抜原宿人とおじさんは、見つけたらしいキャンプ場に行った。
さて、どうするか。
道の駅は、旅人の野宿を容認している感じだ。歓迎しているところもある。
だが、営業時間にも居座り続けたり、ごみを捨て放置したり、
一部の悪質な旅人の影響で、野宿禁止と大々的にポスターや看板を出しているところもあるそうだ。
ここ道の駅しゃりもその一つらしく、とくに車中泊がひどいらしい。
北海道は、夏場キャンピングカーでやってきて何か月も過ごす人も多い。
そのキャンピングカーが、道の駅に何か月も居座ることがあるそうで。
ごみを捨て、水道で食べ物のカスを流し、うーん残念だ。
それに旅人は金を使わない人が多いから、道の駅にメリットはない。
私は、ごみは捨てない、朝早く出ていく、跡形もなくという感じでやっているが、迷惑には変わりないだろう。
・・・・・・
もう夜中で真っ暗。
ごめんなさい!朝早くに出ていくので許してください!
本日のルート↓ 約130km