デテカエル

自転車旅・野菜果樹栽培のブログ

日本一周55日目 知床にキラク

朝日が出る前少し明るくなったころ起床。

 

寝袋を片付ける。普通の恰好で起きておけば大丈夫だろう。

 

 

7時ごろ出発。知床横断だ。

 

知床といえば、ヒグマ。冬眠明けと冬眠前が危険らしい。

 

ヒグマは基本は臆病らしいので人を見ると逃げるそうだが、

 

知床では人に慣れたのか、人を見ても逃げず、道路に居座ることもあるそうだ。

 

大丈夫だろう・・・・・・坂道をハイペースで進む。

 

 

 

世界自然遺産「知床」

 

center.shiretoko.or.jp

半島の先まで行ってみたいものだが、道路は途中までしかない。

 

クルージングがあるらしい。気になるなぁ。

 

手つかずの大自然、日本にもこんなところが残っているのである。

 

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自転車の人も結構いる。すれ違い際挨拶する。

 

「こんにちは!」

 

「こんにちは。はやっ!」

 

ハイペースで登り続ける。

 

知床横断道路は、冬の間(10月下旬から4月下旬)は封鎖されている。

 

雪崩や崖崩れなど道路管理に難しいため、北海道内の国道で唯一通行止めになるそうだ。

 

通行止めにも、大自然を感じる。

 

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10km超の坂道を上り続け、

 

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知床峠に到着!ちょっと寒い。

 

まだ坂道上り続けで体温上がっているからいいが。

 

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羅臼岳知床半島の火山群の主峰・最高峰、標高1661m。

 

www.hokkaido-jin.jp

 

知床半島は火山活動で生まれた半島で、知床硫黄山は今でも噴気をあげているそうだ。

 

火山。生きてるって感じ。

 

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北方領土が見える。国後島。こんな近くにあるんだな。

 

さぁ、羅臼の市街地にでるまで、約17kmの下り。

 

下りがあるから、上りのキツさがいいのだ。

 

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羅臼市街に到着。暖かい。ほんとに標高でこんなに気温違うんだよな。

 

セイコーマート富士見店でいつもの100円パスタを食べる。やっぱうまいな。

 

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ひたすら南下し続け、別海町の道の駅おだいとうに到着。

 

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道の駅からも見える、野付半島。変わった形だ。

 

betsukai-kanko.jp

 

沿岸流により運ばれた漂砂が堆積してできたくちばし型の地形で、砂嘴(さし)を呼ばれるそうだ。

 

この野付半島の先端にはキラクという町があったらしい。現在は無く、幻の町。

 

国後に渡る交通の要路で、遊郭もあるほど栄えた歓楽街があったようだ。

 

証拠に、墓が残っていたり、陶磁器や古銭が発掘されたり。

 

なぜこのような町がなくなってしまったのだろうか。

 

今後、水位上昇や地盤沈下で無くなるともいわれている。

 

幻は幻になってしまうのか。

 

hokkaido-travel.com

景色を楽しんだあと、自転車に戻ってくると倒れていた。なぜだ?

 

よく見ると、自転車のスタンドがアスファルトを突き抜けていた。

 

アスファルトを触る。

 

なんか柔らかい。空洞がある感じ。大丈夫か?

 

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飯を食べて、日も暮れだし、寝る準備。

 

すると、バイク旅のおじさんがやってきた。

 

「ここで寝ていい?」

 

おじさんはテントで野宿するようだ。

 

私は、いつものようにベンチ寝袋。

 

 

本日のルート↓ 約97km