デテカエル

自転車旅・野菜果樹栽培のブログ

秋旅 7日目 初ロードレース

www.tour-de-hokkaido.or.jp

 

早朝5時に起床。

 

気温は17度。寒くない。

 

今日は、30度を超える予報だ。

 

何日か前がウソのようである。

 

暑いほうが調子はいい。

 

準備を済ませ、6時に出発、スタート地点へ。

 

 

 

スタート地点の上川総合体育館に到着。

 

検車を行わなければ。

 

自転車にゼッケン、パワータグを取り付ける。

 

「それでは、検車はじめます!」

 

係の方が声をかけ、検車の列ができ始める。並ぶ。

 

自分の番がやってきた。

 

「はい……OK!あ、反射板はずして。レースにはいらないから」

 

反射板をはずしてOKをもらい、検車シールを貼る。

 

「出走サインお願いします」

 

出走サイン、自分の番号にサインする。

 

今から走ります!ピース!みたいなのが出走サインと思ってた。

 

そして荷物を預ける。

 

「ええと、全部つながってますね」

 

一人だけ異常に荷物が多い。

 

でっかいパンパンのリュックに、バック2つ。

 

無理やり、離れないように3つを括り付けた。

 

これで準備完了。

 

・・・・・・

 

開会式が終わり、スタートへのカウントダウンがはじまった。

 

部門ごとに並ばされている。

 

先頭にいたほうが有利なのだろうか。

 

自分は後ろの方。

 

スタートしたら、できるだけ前に行こう。

 

などと初なのでよくわからないがいろいろ考えながら、

 

バンッ!!

 

人生初ロードレース、スタート!!

 

狭い道路をゆっくりと集団が動き出す。

 

右折し大きな道路へ。

 

今のうちに、できるだけ前の方に行こう。

 

もっと前の方に行こうとしたが道路の片側しか走行できないので、

 

集団だと追い越した先に入らせてもらいにくい感じだ。

 

初レースだし、様子見。

 

中盤くらいまでものすごく緩いが下りが続くので楽だ。

 

さらに集団で走ると空気抵抗の影響か、ものすごくスピードが出る。

 

下見の時は、時速30km後半くらいだったが、

 

レースの今、時速50kmを超えている。

 

誘導車がスピードを上げる。

 

つっかえ気味だった集団が伸びていく。

 

楽しくなってきたぞ。

 

・・・・・・

 

追い越し追い越されを繰り返しながら、緩い下りが終わり、

 

山道へ入っていく起点の左折へ。

 

「左折、左折!」

 

集団から声がでる。みんなに知らせる。

 

ここからが勝負だろう。

 

集団が一気に曲がる。

 

ガガガガッ!!

 

左側の方で落車だ。一人巻き込まれている。

 

平地、そして坂道に。

 

集団が分かれていく。

 

まばらになった今、いけるだけ前に。

 

・・・・・・

 

第一集団、その他と別れた。

 

私はその他の上位にいると思う。

 

第一集団には追い付けなかった。

 

数が少なくなると一気に空気抵抗が強くなりスピードが出なくなる。

 

差が開いてしまった今、第一集団に追いつくのは難しそうだ。

 

起点までに先頭集団に入らなければ上位にはなれない感じか。

 

勉強だ。

 

きつい坂道が始まる。

 

何人か追い抜き、坂が終わり、一人旅が始まる。

 

2kmくらいして、後ろから一人二人と抜かれる。

 

そして自分を含め、7~8人の集団ができた。

 

・・・・・・

 

集団のままレース終盤へ。

 

残り5kmくらいのところで仕掛ける。

 

一気に一番後ろから先頭へ。

 

先頭で1kmくらい走る。

 

きつくなってきてスピードが落ちる。抜かれる。

 

何度か繰り返しながら、残り1kmのゴール一直線に。

 

ゴールにかけて坂が始まる。

 

今だ!また一番後ろから先頭へ。

 

みんな一気にスピードが上がる。

 

あぁ!と声を上げる人も。

 

坂がきつくなる。

 

脚が早く動かせない…

 

・・・・・・

 

結局、集団の最後尾でゴール。ちょっと悔しい。

 

ゴール先の広場にゴールした方々が入ってくる。

 

隅で休憩しているととなりにおじさんがやってきて座る。

 

「何回目かの参加ですか?」

 

声をかける。

 

「いや、初めての挑戦ですよ」

 

「あ、自分もなんです」

 

と少し話をして。

 

おじさんの家族がやってきたので、参加証が交付される場所へ移る。

 

・・・・・・

 

荷物を受け取り、スマホ

 

「終わりました!わかりましたか?」

 

とメッセージを送る。

 

2年前に北海道で会った方が、また北海道を旅しているとのことで、

 

レースを見に来てくれていたのだ。

 

ゴール付近にいるとのことだったが。

 

既読が付く。

 

電話がかかってきた。

 

「もしもし、お久しぶりです!」

 

・・・・・・

 

2年ぶりの再会。夫婦元気そうだ。

 

完走証を見せる。

 

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「まさかの初挑戦で7位ですよ。意外でした」

 

「おぉ、すごいな!」

 

ほんとにまさかである。

 

初級者55歳未満の部は77人。Cクラスでも約150人中15位だった。

 

これは、また挑戦してみたくなる。

 

用意してくれたメロンをいただきながら話す。

 

「ぜんぜんわからなかったよ」

 

ゴール付近で写真を撮ってくれていたようだが、

 

お互いにわからなかったようだ。

 

「あるかな」

 

奥さんが写真を探す。たくさん撮っているようだ。

 

「あった!これじゃない?」

 

「おぉ、そうですね!」

 

見事に私を捉えていた。

 

「あとでデータおくるから」

 

「ありがとうございます!」

 

・・・・・・

 

2年間何があったかなど話して、

 

「ありがとうございました」

 

お別れ。また会えるんじゃないだろうか。

 

・・・・・・

 

セイコマート東旭川上兵村で昼食購入し、日ノ出公園で休憩。

 

公園のグラウンドでは運動会みたいなのをやっている。

 

さて、まだ正午。今日はどこまで行こうか。

 

疲れているからな、50kmくらいにしとこう。

 

道の駅 田園の里うりゅう に決めた。

 

・・・・・・

 

妹背牛遊水公園にやってきた。

 

トイレから出て、足を洗っていると、

 

トイレのシャッターを閉め始める。

 

トイレの空いてる時間が書いてあるが、まだまだ閉める時間ではない。

 

どういうことだ?

 

しばらくしてトイレにやってきた人がいたが、

 

あれ?しまってるの?うん?という感じだった。

 

・・・・・・

 

妹背牛市街のフレッシュマートしんたにで夕食購入。

 

高い食パンしかない。総菜も良さそうなのがない。

 

4割引きのグラノーラを見つけた。たまにはいいだろう。

 

牛乳は……500mlがない。コンビニで買うか。

 

会計。

 

「あ、プラスチックのスプーンありますか?」

 

「ちょっと待ってね」

 

スタッフルームへ向かうおばさん。

 

「あったあった、これでいい?」

 

「はい、ありがとうございます」

 

田舎のスーパーいい感じ、好きだ。

 

・・・・・・

 

コンビニで牛乳を買ったあと、道の駅に到着。

 

グラノーラの袋に牛乳をぶっこんで、いただきます。

 

「トマトいる?」

 

「え、いいんですか?」

 

「はい、洗ってあるから」

 

「ありがとうございます!」

 

「ここで寝るの?」

 

「のつもりです」

 

「あっちに大きいベンチがあるよ。バイク旅の人なんかがよく寝てるよ」

 

キャンピングカーで旅をしているようだ。

 

・・・・・・

 

就寝。寝袋に入る。

 

寝床を考え直し、おじさんから教えてもらったところでもなく、

 

ホールの中の広いベンチで寝ることにした。

 

が暑い。そして蚊がいる。

 

暑いってなんだ。何日か前は着こんでも寒かったのに。

 

北海道の温度差は激しい。

 

結局当初の風通しの良い幅40cmもない狭いベンチで脚まげて寝ることに。

 

こういう寝方には慣れている。

 

 

本日のルート↓ 約115km