寒さと疲労であまり寝れず。
早く体温をあげたい、すばやく出発。
ファミリーマートサンロード多良木店で、朝食。
わずか14駅のローカル線だ。
私個人としては、
まいてつコラボ問題で覚えている。
他にも問題があるようだ。
田舎のローカル線で乗車率130%。
沿線の高校が閉校になり、学生の利用客が増えたためということらしい。
だが、学生は定期券。一般の客はどんどん減っているようで。
今後も注目したい。
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人吉盆地最東端の水上村に突入。
国道388号を進む。
市房ダム。ダムと桜。
いい景色だ。
そして、何かイベントがあるのか米米CLUBの浪漫飛行が流れている。
歌を聴きながら、ダム湖畔の公園のトイレを拝借。
ダムの標高は、約300m。
ここから、標高約950mの湯山峠まで一気に上る。
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ダムから約8km、湯山峠に到着。
寒い!
動いてないとだめだ。
でもここからは下り。
ダウンを着るしかない。
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県境を越えて宮崎県へ。
椎葉村に向かう国道265号に崖崩れのため道路工事と看板が。
片側通行とあるが、なんか怖くなったのでやめよう。
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国道265号を海側へ下る。
国道だが道路は荒れ、車も一切通らない。
そんな道で、歩いている人がいる。
2人、登山をするような格好で。
こんなところなので、すれ違い際、声をかけよう。
近づいてきた。
「こんにちは!」
「お、わっ!!びっくりしたっ!!こんにちは…」
おじさんとおばさん。おじさんが大声を上げた。
驚かせてしまった。
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西米良村に到着。昼休憩にしよう。
個人商店に入る。店内はおばちゃん達でにぎやかだ。
大好きな食パンはない。菓子パンを3つ買った。
公園はなさそうなので、店の近くの脇道で食事。
すると青年から声をかけられた。
「どこからきたの?」
「鹿児島からです。水上村からここに」
「え、あっちから?湯前からの方が早そうだけど」
「椎葉村に行こうとおもってたんですけど…」
近くの役場で働いているようだ。
別れ際にチョコをもらった。
店の周辺、メインストリートには人が沢山。
人口約1000人の山奥の小さな村だが、活気を感じる。
すれ違う学生にはあいさつされる。
山奥の田舎町といえば、過疎で寂しいイメージだが、
西米良村から感じ取ったイメージは違った。
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西米良村中心部から少し進むと、
日本一の木造車道橋、かりこぼうず大橋。
宮崎県産材の利用促進・需要拡大のために作ったようだ。
外国産の安い木材が輸入され、国産杉の価格はピーク時の3分の1。
我が家の裏のスギ(他人の土地)は、手入れもされずほったらかしである。
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越野尾地区の国道沿いにあった休憩所で昼寝。
日差しはイマイチで寒くあまり寝れなかった。
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山から平地へ。西都市街を通過。
なんか、安心感。
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本日の終点、道の駅つのに到着。
たぶん4回目である。24時間空いている休憩所、最高だ。
着替えてから、近くのAコープへ。
夕方になると弁当・総菜が半額なのである。最高だ。
道の駅に戻り、休憩所で食事。
「外の自転車、キミの?」
「はい、そうです。自転車で旅してるので」
おじさんが声をかけてきた。
「俺も、旅しててさ」
「そうなんですか?」
「もう、20年以上旅してるよ」
「えぇ!」
すごい人だ。
44歳のとき年金の受給資格がでたので辞めて、
それから日本全国の山に登っているそうだ。
登った山の数、3000を超えるそうだ。
「日本の登れる山、ほとんど登ったよ。たぶん日本で一番じゃないかな」
ほんとにすごい。
普通に働いていたらできないことだ。
私は登山に興味があるのでいろいろな話を聞いた。
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休憩所の畳で就寝。
畳っていいな。
本日のルート↓ 約127km