九州旅Ⅱ 8日目 対馬縦断
深夜1:30。窓口に向かう。乗船券購入。
・・・・・・
2:25出航。また仮眠。
・・・・・・
4:45厳原着。
7:00くらいまで船内でゆっくりできるようだ。途中下船はできないが。
下船。雨だ。ターミナル内で朝食にしよう。
雨の予報ではないから、すぐにやむだろう。
食後外に出ると、道路は濡れていたが、雨はやんでいた。
では出発。
繁華街を抜けて、
大通りへ。正面に八幡宮神社。
大通りにでて港側をみると、
想像していたより街だ。
厳原地区は、2000年頃まで離島では珍しい人口集中地区を形成していたようだ。
国道を北に進む。
先ほどと違い歴史を感じる。
石垣塀が続く大通りを思い浮かべる。
・・・・・・
空港のある美津島町にやってきた。
石屋根倉庫。
万関橋。
橋を渡って、展望所へ。
ポコポコと広がる緑。
独特の地形だ。
反対側を見ると、
まぶしい。
・・・・・・
御嶽やまねこトンネル。
走っていて至る所に、ヤマネコ注意やヤマネコ目撃求むとある。
日本国内に分布するネコ類は、イエネコを除けば、
対馬のツシマヤマネコと西表島のイリオモテヤマネコの2つのみ、だそうだ。
ツシマヤマネコは2010~2012年の調査で、70~100頭と推定され減少傾向。
絶滅する動物たち。人の影響があるのは確実だろう。
・・・・・・
トンネルをぬけたあと、御嶽公園というのがあったので昼休憩にしようと思ったが、
圏外。4Gから3G、Hに下がるではなく。全くの圏外。
まだ先に行こう。
・・・・・・
この花はなんだろう?雑草ではないようだが。
韓国展望所。ここで休憩しよう。
建物から韓国を展望しようと思ったが、
韓国人観光客が入れ替わり立ち代わり常にいる。
ちょっと離れたベンチで昼飯を食べて昼寝。
・・・・・・
三宇田浜海水浴場。ここも韓国人だらけだ。
昨今の情勢は影響ないのか?それともこれは激減後の人数だろうか。
シャワーが無料だったので浴びた。旅前日以来、体を流した。爽快。
・・・・・・
道路から三宇田浜を見る。エメラルドグリーン。
日本海海戦記念碑に日露友好の丘。
比田勝に向かう。
・・・・・・
比田勝国際フェリーターミナルにやってきた。
大混雑のターミナル内。予定を見るが、すべて釜山行だ。
博多行はどこにあるのだろうか?
地図を見ると離れたところに、九州郵船比田勝出張所とある。ここだろうか?
に行く前に、スーパーで夕食を買っておこう。
バリュ―。五島の三井楽でも寄ったな。入店。
ここにも韓国人観光客。商品を見ながらすれ違う。
みんな大きい。太ってるとかでなく、身長・体格が。
韓国人の平均身長を調べてみると、男女ともに日本人より高い。
女性は、日本人女性より4~5cm平均が高い。そうなのか。
・・・・・・
国内ターミナルとある。博多行で間違いないだろう。
乗船券を購入。15:05発~20:55着。約6時間。
・・・・・・
・・・・・・
博多に到着。
さぁ、どこで寝ようか。
港にあるサンセットパークのベンチで寝ようかと思ったが、
自転車おじさんが先に陣取っていた。
以前、マリナタウン海浜公園で寝たことがあるが、
ここから約8km。しかも今後の進行方向とは違う方向だ。
たまには、ネットカフェにするか。
・・・・・・
快活CLUB板付店に到着。オープンシートでナイトパック。
ソフトクリームにジュース、食べまくり飲みまくりで就寝。
本日のルート↓ 約330km(自転車で約106km)
九州旅Ⅱ 7日目 壱岐めぐり
起床。虫の被害はない。初日二日の場所が悪かったようだ。
港から見える小島神社。陸続きにはなっていない。
船はどこにつけるのだろう。
直食後、出発。今日は一日中、壱岐だ。
なんだこのアニメポスターだらけの建物は!
旅館民宿案内所とあるが。ご主人の趣味だろうか?
・・・・・・
小雨が降っている。
農業・漁業ともに盛ん。壱岐は自給自足ができる島だそうだ。理想だ。
おぉ、休憩所が・・・
・・・・・・
干潮時には陸続きになるようだ。
・・・・・・
壱岐東部漁協に到着。
さっきまでの雲は嘘のように快晴だ。
はらほげ地蔵というのがある。海をみつめるお地蔵さん。
わからないところもいいのだ。
ここから近いところに、
左京鼻。絶景だ。
・・・・・・
繁華街のある郷ノ浦へ。
また雨が降ってきた。
春一番発祥の地。
1859年、春先の強い南風で地元の漁師が大勢遭難。53人の死者が。
その後、漁師たちが「春一」「春一番」と呼ぶようになった。
民俗学者が郷ノ浦を訪れ「春一番」という語を採取、1959年 書籍で紹介。
これをきっかけに新聞などで使われるようになり一般に広まったようだ。
・・・・・・
繁華街に行くと、
な、なんとご立派な!!
塞神社にある男根。
壱岐島に上陸した男たちは男根を女神に見せないと怪我をするといって・・・
面白いではないか。
・・・・・・
黒崎砲台跡と猿岩。
また雨だ。今度は大雨。天気がころころと変わる。
・・・・・・
対馬行きのフェリーターミナルがある芦辺港に到着。
深夜2:25出航だ。
ということで、近くのイオン壱岐で暇つぶし。
・・・・・・
イオンにずっといるのもなんなので、フェリーターミナルに。
乗船券を購入しようとしたが、深夜便は1:30から受付。
土産物屋を見てみると、
「いらっしゃい!どこから来たの?」
自分の話もはじめるおばさん。ここで買っていくか。
・・・・・・
イオンタイムセールまで粘って夕食・翌日の飯も購入。
夕食を食べて、さて、壱岐の華を飲もうか。
一口。二口。三口。
うん。やっぱ焼酎は苦手だ。
・・・・・・
イオンが閉まり、受付がはじまるまでターミナル前で仮眠。
本日のルート↓ 約52km
九州旅Ⅱ 6日目 雑踏
薄暗い中起床。
ここから約9km先の友住発フェリーが7:00出航だからだ。
朝飯を食べて6:00出発。
友住に到着。石畳の道がいい感じだ。
フェリー乗り場に着いた。
乗船券はどこで買うのだろうか?
船員さんがでてきたので聞いてみる。
「乗船券はどうしたらいいんですか?」
「もう少ししたら車がくるよ。おばさんが来てね」
しばらくすると、
軽自動車がやってきた。
「ほら、来たよ!」
船員さんが声をかけてくれる。
車に向かう。おばさんが降りてくる。
佐世保までの乗船券を購入する。
「ほう、佐世保まで。自転車で旅?」
後ろのおじいさんが話しかけてきた。
「はい、昨日、おととい、五島周ってきましたよ。今日は唐津から壱岐に行きます」
おじいさんが、さらに後ろのおじいさんに話しかける。
後ろのおじいさんはあると言ってる。もちろん唐津~壱岐航路はある。
勘違いだったようだ。
・・・・・・
乗船。佐世保まで3時間半。外海で小さいフェリー。よく揺れる。
自分は酔わないタイプだが、酔う人は酔い止め必須だろう。
・・・・・・
もしものときの救命いかだ。RFDというメーカーのようだ。
こういう製品をみるのも面白い。
・・・・・・
久々にワンセグを見る。今まで視聴エリアではなかったからだ。
ネットニュースで文字を読むのと、テレビニュースを見るのは同じ内容でも感じ方が違う。
・・・・・・
札の辻公園。ベンチ下で猫が寝ている。
本日の唐津の最高気温は34℃。こういうところじゃないと寝れなさそうだ。
千鳥橋。橋が水面に映って、メガネのようだ。
・・・・・・
トレーニング器具が設置されている。
懸垂をしてみよう。
順手、逆手、広く、狭く、握ってそれぞれ10回。
旅6日目。毎日異常なカロリー消費だが、そんなに筋力は落ちていないようだ。
筋肉はどれくらい経てば落ちてしまうのか?
筋トレ歴の長い人は、全く体を動かせないようなことがない限り、
2~3週間は筋肉は減らないようだ。
なら旅から帰ってきたあと、すぐに筋トレを再開すれば問題ないということだな。
・・・・・・
まいづるCARROT西唐津店で飯を買ってから、フェリーターミナルへ。
待合所、異常な人数だ。運動着の人が多い。
・・・・・・
乗船。
汚れているのでいつものようにデッキへ。
大繁盛。壱岐の学生が県大会等で本土に来て、その帰りという感じだろうか。
どんどん乗ってくる。搭載人数オーバーではないだろうか?
椅子に座っている人の方が少ない。
ゴザをしいて、座っている集団もある。
年に何度か、こういう日があるのだろう。
・・・・・・
久々の雑踏を味わい、フェリーが壱岐に着く。
フェリーから降りると、車の列。迎えだろう。
ターミナル出口付近では、反省会みたいなのをやっている。
私はターミナルのとなりにある印通寺公園で歯磨きをしながら、それを眺める。
学生時代の部活を思い出す。いい経験だ。
さぁ、寝よう。心地よい海風を浴びながら。
本日のルート↓ 約176km(自転車で約68km)
九州旅Ⅱ 5日目 五島満喫
深夜、小雨で目が覚める。すぐやんだ。
天気予報では曇だったはず、大丈夫だろう。
・・・・・・
また小雨が降る。
天気アプリの雨雲レーダーを見る。
この地域にはかかっていないが、南部には雨雲が来ている。
これは屋根があるところに移ったほうがよさそうだ。
近くに四阿がある。手早く片付け素早く移動。
また寝る。
一時すると、土砂降りだった。よかった。
起床。朝になると雲はなかった。
今日は福江から奈良尾にフェリーで。
福江11:45発なので、のんびりできる。
日差しもいい感じだし、寝袋干してソーラー充電もしよう。
・・・・・・
福江市街に到着。
福江城の石垣を清掃中だった。
商店街。アーケードがあるのはいいな。
六角井。
明人堂。
石とコケがいい感じ。
常灯鼻。
外濠公園から。奥には五島高校がある。
・・・・・・
虫よけスプレーを使い切ったので、ドラモリで再購入。
成分表を見る。ディート10%とある。
虫よけ剤として用いられる化合物。
日本では長らく10%以下の製品しかなかったが、
2016年に30%の製品が認可され販売されている。
ここには30%の製品は見つからなかった。10%製品を購入。
・・・・・・
ターミナルで奈良尾行き乗船券を購入。
子供たちの見送りがあるようだ。実際にこの光景を見るのは初めてだ。
・・・・・・
奈良尾に到着。奈良尾で何かスポットはないかと検索。
アコウの木があるそうだ。
奈良尾神社の鳥居をくぐると、
アコウの木のトンネルができていた。これはすごい。
・・・・・・
国道384号を北上。
教会があった。中ノ浦教会。五島には至る所に教会がある。
遣唐使公園。
水を補給しようと思ったが、花に水をかけるのだろうホースがつながれていた。
・・・・・・
本日の終点、新上五島町有川に到着。
海童神社。クジラの顎骨の鳥居がある。明日が祭りのようでテントに椅子があった。
すぐ近くにフェリーターミナルと一緒になっている鯨賓館ミュージアム。
そして、佐田の山。有川が出身地だそうだ。
・・・・・・
公衆トイレで着替えて、顔を洗って、顔をあげると、
一瞬、鏡だとは思わなかった。芸術作品かと思った。
・・・・・・
近くのエレナで購入し、港のベンチで夕食。
西日が強い。ソーラー充電がはかどる。
日が暮れて就寝。
本日のルート↓ 約91km(自転車で53km)
九州旅Ⅱ 4日目 五島牛乳
快眠。やっと寝れた。
海からの風もあり心地よい気温だった。
干していたTシャツ・スパッツが乾いているか確認する。
乾いて・・・うあぁっ!!
内側が虫まみれである。茶色い超小型蛍という感じ。なんて虫なんだろうか。
払う、飛ぶ、また付く。払う、飛ぶ、また付く。
何度か繰り返していなくなった。
蚊にはやられなかったが、こんな展開があるとは。
ま、夏に虫はつきものだ。
有川通過。
・・・・・・
若松港に到着。
五島市福江に向かう。
待ち時間がそこそこあったので、近くの公園で服を洗う。
・・・・・・
出航。奈留島を経由して福江に。
・・・・・・
奈留島に寄港。
・・・・・・
福江が見えてきた。
・・・・・・
上陸。・・・と、足元を見ると、
ゴムゾーリの一本がちぎれていた。
このゴムゾーリでずっと旅を続けてきた。ついにきたか。
だが店で売っているところがなかなかないのだ。
旅から帰ったらネットで探してみよう。
・・・・・・
武家屋敷通り。石壁が分厚い。
・・・・・・
島というと田んぼがあまりないイメージだが、福江島には平地がある。
女性客が道路で服を脱ぎだして驚いたが海水浴場だ、水着を中に着ていたようだ。
富江町からみる鬼岳。
芝生に覆われているのが特徴的だ。
富江町を通り過ぎると、上り下り山道だ。
集落からの一枚。岩礁と津多羅島。
玉之浦町に入り、道路脇にあるトイレあり休憩所で休憩。
・・・・・・
三井楽町突入。
高浜海水浴場。プライベートビーチ感。
スーパーにやってきた。ダイキョーバリュー。初めて見るスーパーだ。
出前ショップということは、フランチャイズだろうか?
・・・・・・
海沿いにでて、
道の駅へ。
離島で唯一の道の駅。遣唐使ふるさと館。
お、こんなところに。
よく寝ておられる。
・・・・・・
着替えて、ベンチで夕食。
五島牛乳。うまい!
・・・・・・
道の駅で寝ようかと思ったが、暑い。
まだ海沿いの方が風が吹いていいんじゃないか。
ということで、先ほど通った海沿いに戻ってきた。
海風がいい感じ。ベンチもトイレもある。快適。
念のため虫よけスプレーを吹き付けて就寝・・・
?、あのなんだ黒い物体は。
メガネを外していたため、はっきりとは見えない。
メガネをかける。
犬だ。中型大型の中間くらいの黒い犬。
飼い主は・・・ぱっと見近くにはいない。
単独散歩だろうか。
地面の匂いを嗅ぎながら、尻尾を振りながら、通り過ぎて行った。
大丈夫だろうか。
すると、犬がやってきた方から人がやってきた。飼い主だろう?
犬がもう見えない。いつもこんな散歩なんだろうか。
ま、寝よう。
本日のルート↓ 約134km(自転車で約97km)
九州旅Ⅱ 3日目 激安
二日連続、まともに寝ていない。
足首は蚊に刺されまくって発疹まみれ。
今までの旅で虫よけスプレーが大して効果ないことはわかっているが、ないよりはいいだろう。
どこかで買おう。店でおすすめしているやつを買ってやる。
雨が降り出した。雲の流れ的に一時的だと思う。やんだら出発しよう。
日見峠へ。
斜度何%だろうか。振り返ると、
・・・・・・
長崎市街に到着。
諏訪神社。鳥居には鎮西大社。どういうことだ?
鎮西大社というのは通称だそうだ。
地元では「おすわさん」と呼ばれているそうで。
・・・・・・
2年前。2017年4月の旅で野宿した桜町公園にやってきた。
前回来たときは満開の桜だったが、今回は7月。緑いっぱいの桜だ。
・・・・・・
前回は国道206号・大村湾を北上していったが、今回は国道202号・外海に。
水平線が見える。
・・・・・・
上り下り、長崎漁港のある三重地域にやってきた。
ここで昼飯を買っておこう。ダイレックス三重店に入る。
入ってすぐに、虫対策コーナーがあった。
虫よけスプレーを2本を手に取る。
値段もあんまり変わらんし似たようなものだろう。
さらに、食パンとおつとめ品の半額カニカマ2つ。精算。
・・・・・・
目星をつけた昼休憩場所へ。
永田いこいの広場。軍艦島が見えるようだ。
・・・・・・
昼休憩所、雪の浦PAに到着。よかったトイレもある。
トイレに上がる段差にセミの抜け殻があった。今年初めて見たな。
昼飯を食べて、本日どこまで行くか考える。
五島には、崎戸からでるフェリーで行くつもりだ。
フェリーの時刻表を調べる。
上り下りそれぞれ1日1便だ。崎戸から五島行きは、15:20発。
というと今日乗ったほうがいい。ここから28km、十分間に合う。
・・・・・・
大島大橋を渡って、
いい風景だ。近くのスーパーに向かう。
スーパーに向かう坂道を進んでいると、スク水小学生があいさつしてきた。
こちらもあいさつを返す。
まだこういう地域も残ってるだよな。無くなってほしくない。
マミーズ大島店に到着。早速総菜コーナーへ。
・・・安い!!
しっかりサイズのコロッケ4個で100円。ほかも驚く安さだ。
長野県上田市のスーパー ラ・ムー以来の衝撃だ。
・・・なるほど、ラ・ムーを展開している会社だったか。安さに納得。
いや、なぜこの安さで販売できるのか。すごい。
・・・・・・
崎戸フェリーターミナルに向かう。
海が綺麗だ。
海の青、空の青。
船影が海底に映るほど澄んでいる。
池があった。水草の花が咲いている。
あともう少しだ。
・・・・・・
崎戸フェリーターミナルに到着。
早速、乗船券を買う。
「自転車で友住まで」
「おぉ、自転車で。五島を自転車で回るのかい」
「はい」
話しながら手続きをする。
「自転車ってどうするんだっけ?」
受付のおじさんが、奥にいるおばさんに話しかける。
おじさんは初心者のようだ。おばさんから指示される。
こんな田舎な感じいいねぇ。落ち着く。
・・・・・・
さぁ、フェリーがやってきた。
車も横から載せるのか、こういうタイプのフェリーは初めて見た。
乗船、デッキへ。
早速、飯を。
ナポリタン。この量で100円。通常なら300円くらいしそうだ。
もちろん美味い。
・・・・・・
江島、平島を経由して、五島・中通島の友住に着く。
江島。
平島。
・・・・・・
友住に到着。ここから4km程走って、白浜地区野営場へ。
橋を渡って、頭ヶ島に。
上り、山稜の道路を進み、脇道に入り、うねうねと下っていく。
集落にでた。ものすごく静かだ。
野営場に自転車を置いて、周辺を散策。
教会がある。
立派な教会だ。
頭ヶ島の集落。
世界文化遺産。長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産の一つだ。
「病人の療養地として人が近づかなかった頭ヶ島を移住の適地として選び、
仏教徒の開拓指導者のもとで信仰をカモフラージュしつつ移住し、
ひそかに共同体を維持した。」と。
教会を見ていると、
キィーーン!!
裏の山に鹿がいた。慌てて山へ戻っていく。
鹿の鳴き声を聞いたのは初めてかもしれない。
・・・・・・
教会から離れ浜へ。
砂浜が綺麗すぎる。白くさらさらの砂。
浜の前の広場の方が快適そうだったので野宿場所を変更。
飯を食べて寝る準備。
しかし、あまりにも静かで人の気配を感じず少し怖い。
見えるところにカトリック共同墓地がある。
この集落に人は住んでいるのだろうか。
・・・・・・
暗くなり民家に明かりがついた。なんか安心。
ここまで過ごして蚊はいなさそうだが、とりあえず虫よけスプレーを。
波の音を聞きながら就寝。今日はよく寝れそうだ。
本日のルート↓ 約132km(自転車で約90km)
九州旅Ⅱ 2日目 睡眠不足
何とも言えない起床。
寝袋に入れば暑い、入らなければ蚊に刺される。
ほぼ寝なかったに等しいだろう。
景色はいい。
本日は長崎まで行く。
フェリーで、長島、天草、島原という経路。
さて、今回の旅で何回フェリーに乗るだろうか?
・・・・・・
天長(てんちょう)フェリー諸浦(しょうら)港に到着。
7:10発に乗船。
獅子島を経由して、天草の中田に着く。
・・・・・・
獅子島に到着。
鹿児島最北端である。
本土の鹿児島でフェリーじゃないと行けないところがあるのは不思議な感じだ。
化石の島だそうだ。また次回に上陸してみよう。
・・・・・・
中田に到着。
天草を北上だ。
・・・・・・
長崎に渡るフェリー乗り場があるところに近づいてきたとき、
フェリーが港にやってきていた!間に合うか!
・・・・・・
ターミナルに着き、乗船券を買い、すぐに乗船。間に合った。
次の便は45分後。運がいい。
島鉄。島原鉄道が運営しているフェリーだ。鉄道会社がフェリーもやるのか。
・・・・・・
口之津港に近づいてきた。
なんばん大橋。
海の資料館や旧税関跡へ港をまたいで直接行けるように架けられているそうだ。
昼休憩にしよう。近くのスーパーで昼飯を購入。
「口之津ショッピングセンター サンピア」チェーン店ではない感じだ。
港に戻り、緑地公園で昼食・休憩。ソーラーパネルで充電。
・・・・・・
昼寝して万全。出発。
国道251号を長崎市に向かって進む。
海沿いを走るのは気持ちがいい。基本平地なのもいい。
・・・・・・
急ににぎやかな街が現れた。
小浜温泉。こんなところに温泉街があるとは知らなかった。
なんだこれは?
蒸し釜。いろんな食材がある。うまそうだ。
裏に回ると、
おぉ!
暑い、熱い。ただでさえ自転車で脱水しているのに、さらに脱水。だがいい。
・・・・・・
温泉街を後にし・・・、海沿いの平坦な道が終わる。
平地があるなら平地がいいということで海沿いの小さな道を見つけた。
いいねぇ。路面はガタガタだが、坂を上るよりはいい。
と、道路脇に白い軽が1台止まっている。汗を拭きながら青年が出てくる。
こんなところでどうしたのだろう?
過ぎ去り、振り返ってもう一度見る。何か変だ。
車が傾いている?・・・左側が側溝に落ちていた。
側溝には水がたまり藻が生え、ぱっと見地面に見える。やってしまったか。
・・・・・・
上り下り、高低差が結構あり、疲れる。だらだらびっしょり汗。
水分補給に塩分チャージ。
・・・・・・
本日の終点、結の浜マリンパークに到着。
着替えてから近くのAコープ田結店で夕食購入。
だいぶ早いが17時前に夕食。
少し休憩してから、浜へ。
人工海水浴場だそうだ。
2013年にはアカウミガメが産卵しふ化。いい環境なんだろう。
猫がたくさんいる。餌をあげる人がいるのだろうか。
・・・・・・
野宿準備。屋根のある広いベンチを見つけた。
暑いから寝袋は敷いて、上に寝転がる。
・・・またまた蚊が多い。
蚊取り線香に火をつけためライトをつける。
すると四方八方猫に囲まれていた!
なっ、なんだ。どういうことだ。なにかされるのか!
まぁ、いいや。蚊取り線香に火をつける。煙が上がる。
・・・全く効かない。
今日も寝れそうにない・・・。明日虫よけスプレーでも買ってみるか。
本日のルート↓ 約116km(自転車で約95km)
九州旅Ⅱ 1日目 パンクから始まる旅
2019年の7月は、五島、壱岐、対馬を目的地として旅をしよう。
・・・・・・
今回は初心に帰ってクロスバイクで旅をしようということで整備。
・・・・・・
旅前日の夜中。映画『天気の子』がどうだったと聞かれ、
主人公が銃を拾ってという話をしていると、
「バン!!」
爆音が聞こえ、なんだなんだと。
家の中から外にライトを向けいろいろ確認するが、よくわからず。
不安を抱えながら就寝。
・・・・・・
朝外に出て自転車を見ると、タイヤがパンクしていた。
ふぅ、あの爆音はパンクの破裂だったのか、安心。
いや、安心ではない。この自転車で旅をするのだ。
予備のチューブと交換し、空気を入れる。
目標の空気圧まであと少し・・・
「バン!!」
「おあっ!」
またパンクである。もう予備のチューブはない。
しっかりと取り付けたので、原因がわからない。
この自転車で旅をするのはやめないさいということなのだろうか。
2018年7月の四国旅は事故をされてしまった。
昨年は、四国を旅すると決めたら、西日本豪雨で。
今年は、五島・壱岐・対馬を旅すると決めたら、その地域に大雨特別警報。
なんとなく流れが似ているような気がする。
アクシデントに気を付けなさいという神の教えか。
身を引き締めよう。
・・・・・・
準備をし直す。
・・・・・・
準備完了。さぁ出発!という時に、
足元にカミキリムシがやってきた。
カミキリムシさんも見送ってくれるのか。
それでは、出発!
Aコープ市比野で昼食を買い、近くの道の駅樋脇で休憩。
足湯があったが、あまりにも足がよごれていたのでやめた。
・・・・・・
タイヘイヨウアカボウモドキ、珍しいクジラが漂着したようだ。
世界で7番目。未知のクジラ、何者なのだ。
・・・・・・
阿久根市街を通過、長島町に向かう。
脇本海水浴場。こんなところがあるとは。
入口には、ローカルサーファーとビジターの揉め事が多発していますと書いてあった。
サーフィンはまた経験がない。
初心者にやさしいところでやってみたい。
・・・・・・
トゥモロウ脇本店で夕食を購入。
鹿児島にトゥモロウというスーパーがあるとは知らなかった。
お隣の出水市を中心に展開しているスーパーのようだ。
総菜が魅力的!!
・・・・・・
黒之瀬戸大橋を渡って長島町に。
橋を渡ってすぐの道の駅黒之瀬戸だんだん市場で野宿しようと思ったが、まだ暮れるまで時間があるのでもう少し先に。
・・・・・・
道路端にツワブキが沢山ある。観賞用だそうだ。食べちゃダメだ。
・・・・・・
杉らしきものでできたクマさん、いや、パンダさん?だ。
でかい。
・・・・・・
本日の終点、赤崎橋パーキングエリアに到着。
トイレも水飲み場もある、すばらしい。
ただ虫が多い。
このために、蚊取り線香を持ってきたのだ。
蚊はいなくなったようだが、ハネアリはいなくならない。
約3か月ぶりの野宿。
夏の野宿。
これはこれでいい。
本日のルート↓ 約100km