ふとステンレスの鋼材に穴をあけたいと思い、我が家に全く使っていないボール盤があることを思い出しました。
ドリルチャックを調べてみると、JT6(ジャコブステーパー)の13mmまで取り付けられるもの。
卓上ボール盤では一般的なドリルチャックのようです。
しかし、私は13mm以上の径の穴をあけたいのです!
正確には15.7mmの穴をあけたいのです。
13mm以上のドリルを調べてみると、シャンク部はもちろん13mm以上ものもばかり。
15.7mmのドリルを探すとシャンク部がストレートとテーパのものが見つかりました。
どちらを購入するにしても、現在のドリルチャックでは使えません。
ということでドリルチャック外します!
ズームしてみると見事に錆びついています。外れるのでしょうか…。
CRC5-56をひたひたに吹きかけて、しばらく放置。
ネットでくさびを入れて外すとあったので、とりあえず木材で製作。
まぁ、打ち込んでみましょう。
金槌でトントン。トントントン。はずれない・・・。
もっと強くやってみよう。トントンドン!!パキッ!
木材、昇天。お疲れ様です。
ネットで詳しく調べてみると「チャックドリフト」または「チャックプラー」と呼ばれる専用の工具があるようです。
安いなら購入しようと検索。
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えぇ、10000円もするのか!
これは、手が出ません。
さて、どうしましょうか。
真ん中が凹んでいて、強度があって……
あ、スパナ!
スパナの先を斜めに削って両方から打ち込めばいいんじゃないでしょうか。
主軸のサイズに合いそうなスパナを2本用意。
グラインダーで削って、
完成。
重ねるといい感じです。早速、ドリルチャック外しへ。
CRCもより効いてきたことでしょう。噛み合うか確認してから両方から打ち込んで、
あっ、外れた…
もっと苦戦するかと思ったのですが、簡単に外れました。
主軸の金属光沢とドリルチャックのサビサビ茶色、すばらしいコントラストです。
最初はドリルチャックもこんな光沢を帯びていたのでしょうか。
と、こんな感じでドリルチャック外し終了です。
その後、ボール盤の主軸は変えられそうにないので、JT6で13mm以上のドリルを取り付けられるドリルチャックを探していたところ、標準外テーパーというものを見つけました。
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メーカー「GLOBE」のホームページを見てみると、JT6で14mm,16mm,19mm,22mm,25mmのドリルチャックを製作しているようです。
これにするか、と悩んでいたところ、
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ボール盤用スリーブというものを見つけました。
ジャコブステーパー(JT)をモールステーパー(MT)に。
そういえば15.7mmのドリルを探していた時にテーパーシャンクドリルというものを見つけました。
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ボール盤主軸JT6+ボール盤用スリーブ+テーパーシャンクドリル
…これだ!
思い立ったらそく購入。
便利なアイデア商品というのでしょうか、メーカーさん流石です、助かります。
さて、ステンレス鋼材の穴あけ、うまくいくのでしょうか。
それでは、また!